相変わらず暑い日々が続いていますね。
ここ雷門では、昼過ぎにとても大きな地響きのする雷がありました。燦々と太陽が照りつける青い空がみるみる間に雲に覆われ、集中豪雨と雷には驚きました。わたしは地元のプールにいたのですが、僅か10分でクローズになった為慌てて帰ってきました。
さて、本日の本題です。振袖着物についてです。
振袖着物とは、まず両袖が膝下よりも長い形のものを指します。
また、振袖着物とは一般的に未婚の女性が着るという暗黙のルールがあります。しかしながらそれが必ずしも正しいという訳では無いようです。フランクに申しますと、昔の若い女性が着るタイプの着物を振袖と呼び、そういった形をしており、いつしかあたかも未婚の女性こそが着るべきもの、というシキタリが出来上がってきたようです。
振袖に対して、花嫁衣装である打ち掛のように裾を引いて歩くような着物を引き袖といい、対照的とまでは行かないまでもかなり違った形をしています。
振袖のルーツにもともと子供用の着物があり、それらを小袖と呼び、`袖`に中世は八つの口があり体温を逃す働きがあったそうです。ちなみに大人用の小袖は襟が短い形状のものが存在したそうです。
現代の振袖に関しては、イメージとしてやはり成人式に若い女性が着るもの、結納、両家顔合わせまで、やはり未婚の女性が着るものとして定着しています。一応適宜はありますが、弊社は着物レンタル店としてオープン当初から振袖をご提供してきました。これらの振袖は成人式、フォーマルな催しへの参加の際にお貸し出ししている高級店では大変高額な料金になるのですが、弊社ではほとんどクオリティーの変わらないものを、半日から1日だけ、浅草地域内という限定された、時間、場所においてという理由から1万円から2万円でレンタルいたしております。
様々なシーンで一度は特に若い女性でしたら、成人式以外でも着てみたいという思いがおありになるかと思います。
また、1.5回目の成人式、2回目の成人式と銘打った形で、なんらかのご事情から成人式にご出席を果たせなかった女性も時々当店にお見えになることもあります。
また用途としては、当店には外国からの観光客が非常に大変たくさんお見えになります。
色々と振袖の用途、習わし、歴史的背景もご説明申し上げた上で、大変お気に召したとのことで最高齢で90歳のアメリカ人の女性がお召しになったこともあります。
やはり、結果、幾つになっても女性の美への追求は飽くことは無いのだと思います。
本日はこの辺りで。ご拝読ありがとうございました。
また次回お目にかかれますことを楽しみに致しております。